2025年1月4日土曜日

MPC-BEやMPC-HCでRTX Video Super Resolutionが動かない場合

今まで使えていたのに

 ずっと使えていたのに最近RTX VSRが効かなくなりました。挙動が謎で、レンダラーの設定でRTX VSRの項目を無効→有効に明示的に変更するとその直後だけ使えるようになるものの、開き直すとやっぱり動かなくなります。一式あれこれ更新したあとにこんなことになりました。
 そもそものRTX VSRの設定方法に関してはここでは述べません。以下は、設定は合っているのに動かなくなった場合の解決法です。
 

環境

MPC-BE x64 1.8.2
MPC Video Renderer 0.8.9
NVIDIA Graphics Driver 566.36

原因

 MPC Video RendererのChange logに書いてあるのですが、"Super Resolution will only be enabled for 8-bit video due to driver limitations."とのことです。0.8.9からは10bitビデオに正しくフラグを付与するようになった影響で、本来の制約どおり8bitビデオにしか効果が出なくなったようです。実際我が家は10bitのx265でエンコードしているのでその通りの事態になっています。とはいえ今までは10bitだろうが普通に動いていたので前のバージョンに戻すことにします。
 

解決法

 MPC-BEを更新するとMPC Video Rendererも更新するか聞かれます。この際に0.8.7で止まるように更新インストールしないようにするか、更新してしまった場合はあとで0.8.7にダウングレードしましょう。
 ここで0.8.7をダウンロードし、一式を展開後にバッチファイルでフィルターをRegisterしてください。ちなみにインストール後はaxファイルを動かしてはいけません。
 
 これで今まで通りRTX VSRが有効になりました。

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