2022年3月31日木曜日

中華ハンディオシロ FNIRSI-1C15を買った

FNIRSI-1C15とは

 深センにあるFNIRSI社が製造する、周波数帯域110MHz、サンプリングレート500MS/sまで計測できる1chハンディオシロスコープです。読み方は分かりません!(笑)
 一応公式ページがあるので、詳細なスペックはここで確認できます。
 ブランドとか評判がどうのこうのじゃなく、コスパが良さそうだったから適当に買っただけで、特別入念に調べて買ったわけではありません。通常時の売値はAliで64ドル程度。私は独身の日に割引クーポンを使ったので、実質60ドル切りで購入しました。
 Amazonでも現時点で8200円の10%クーポン付きなので実質7000円台で売っており、 無理してAliで買うほど値段は乖離していません。
 手元に届いてから3ヶ月使ったので、簡単なレビューを記します。

3ヶ月使って

 とても便利です!この感想はどちらかというと"このオシロが便利"、というより"ハンディオシロが便利"というものですが。
 
 私は、以前に記事に書きましたが、USB接続のオシロしか持っていませんでした。このUSBオシロ自体に特別不満はありませんでしたが、趣味レベルでは使用頻度も高くなく常時USBを挿しているわけではないので、いざ使うとなったときの準備が内心億劫でした。
 しかしハンディオシロはプローブセットしてスイッチ入れて2秒あれば計測開始できるので信号計測の心理的ハードルが圧倒的に下がります。しかも本当に110MHzまで測れるので、マイコンレベルのクロックだとデジタル信号も十分見られます。

利点
・何も考えずにすぐ手軽に使える
110MHzまで対応
オートレンジ (手動も可能)
・カーソル移動がジョイスティックで扱いやすい
・製造クオリティは十分。シリコンケースも標準付属
・持ち運びのハードケースまで標準で付属
・ネジ穴が普通にあるのでいざというとき分解できそう(開けていないので詳細不明)
 
欠点
1ch
・電池が内蔵リチウムイオン電池なのでヘタると自力でなんとかしないといけない 
・その充電もmicro USB
・ボタンの文字がセリフ体(サンセリフ体がよかった…)
・メニューのタブ切り替えのジョイスティック操作が体感と逆方向なので気持ち悪い(メニューとかあまり開かないが)
 
どっちつかず
・トリガーはRise/FallとAuto/Normal/Single。凝ったことはできない
・主電源を入れてから計測開始できるまで2秒。人によっては遅いと感じるかも?
・電源入れっぱなしだと体感5-6時間で電池が尽きる。3000mAhで10h持つって書いてるが
 

まとめ

 正直値段が値段ですし、この機種に限って「コレが便利」とか言う機能はないと思います。110MHzまで測れることくらいでしょうか。しかしハンディオシロはめちゃくちゃ便利です。機能は少ないものの高コスパのハンディオシロをお探しならば、十分購入に値する機種だと思います。

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