2021年8月13日金曜日

ARZOPA WQHDモバイルディスプレイレビュー

モバイルディスプレイを買った

中華モバイルディスプレイを買ってみました。思ったより良かったので、どなたかの参考になればと思いレビューします。
※ちなみに筆者はメーカーの回し者でも商品貸与中でもなく、自費で買ったものを徐にレビューしてみようと思っただけです。
 

13.3インチWQHDモバイルディスプレイ

 メーカーに特に拘りはなく、中華の安いモバイルディスプレイでIPSノングレアならどこでもいいやと思っていました。ちょうど同モニターはクーポンが出ていて12000円程度で買えたので買っただけです。この商品です。
 
早速総評を列挙します。
 
<利点>
・WQHDというかそれより広い 2560x1600(16:10)
・IPS液晶 
・ノングレア
・type-C(DP1.2 alt?)対応
・(mini)HDMIもある
・必要なケーブル類は全て付属
・やたら軽い、びっくりするくらい軽い(実測重量は下記)
・カバーの取り外しがマグネットで容易 
・画面縁の高さが+1mmくらいあるので画面が傷つきにくい
・ベゼルが狭い(下部を除く)
・5V駆動(USB PDじゃなくて大丈夫)
・スペックのわりに安い
 
<欠点>
・下側ベゼルだけ結構太い。そして画面下のARZOPAロゴがでかい
・カバーで自立させると安定性がいまいち 
・説明書がクオリティ低めの翻訳日本語で嘘も書いてる
・(中華あるあるですが)サポートメールアドレスのドメインがoutlook.comで不安にw
・入力切替の上下操作がなぜか逆(上を押すとカーソルが下に) 
・VESA非対応
・電源ボタンがない(と思う)


個人的には4Kまでは不要(無駄にグラフィックの負荷も上がるので)だけど、FHDじゃつまらないと思っていたのでWQHDはちょうどいいサイズでした。据え置きには13.3インチは小さめですが、運搬を想定するなら軽いしA4サイズでちょうどいいでしょう。
 
特段悪い点もなく、費用対効果を考えるととても満足です。あとは耐久性ですね。もし早々に壊れたらサポート対応を含めてまた書きたいと思います。

 
以下は写真と詳しい使い勝手に関してです。
 

開封の儀

外装はしっかりしています。下敷きになっているアクセサリー箱は中身スカスカでほぼはりぼてです(笑)
 
このようにカバーはマグネット式です。割としっかりくっつくので予期せず外れることはなさそうです。
 
 ディスプレイを自立させるときはカバーを裏に回して脚代わりにするので、安定性はあまりよくないです。画面本体の下側にはゴム足がついているので滑って立たないということはないです。この辺はヒンジ式の脚を採用しているモバイルディスプレイに劣りますね。
100均でスマホスタンドを調達しようかと思っています。
本体のみの重さはなんと380g!
カバーをつけると626gと重くなりますが、それでも持ち運ぶにはあまり気にならない重さでしょう。
カバーは重い代わりにカーボン調で硬いので、持ち運び中に画面が割れる心配はなさそうです。

電源まで付属します。信じていいのかわからないPSEマーク付きです。印刷は雑で業者名の記載はありません。
これは手持ちのUSB電源を使ったほうがよさそうですね。付属品は5V3Aですが、5V2Aでも輝度マシマシじゃない限り問題なさそうです。5VであることからもわかるようにUSB PD非対応の電源(モバイルバッテリー)でも大丈夫です。
※まあ実際に5Vで3A流すとなると規格的にはPD3.0になりますがコイツが果たして規格に準拠しているかは知りません。

色調

色調に関しては特記することはありません。普通のIPSです。
カメラで撮ったところで正しい色調を再現できるわけでもないですし、客観的に測る機器も持っていないので省略します。
ちなみにドット抜けはありませんでした。 
 
PC側の設定から見る限りこのモニターは10bitカラー対応みたいですが、セカンドモニターとして使う限り肉眼では8bit階調までしか確認できませんでした(10bit対応ソフトを使っても)。これに関しては追って検証したいと思います。ただの環境の問題かもしれませんし。
 

操作

入力切替兼Backキーのボタンと、バネ式の上下アローキー+決定の計4ボタンです。OSDメニューは普通です。この4つのボタンしかないっぽいので主電源はUSBぶっこぬけってことでしょうか。別にいいんですが。
入力切替はボタンを押してアローキーで選択なのですが、なぜかこれに関してのみアローキーの操作方向とカーソル移動が真逆で苛立ちます。他のOSD設定は直感的な方向なのですが…。普通にファームウェアのミスでしょう。 入力の自動選択機能はあるので同時に複数入力しない限り手動入力切替することは少ないでしょうが、頻繁にいじる場面を想定するなら考え物です。ただし今後サイレント修正される可能性もあります。
 

その他

スピーカーは内蔵していますが、音質は期待しないでください。そこまで酷いとは思いませんでしたが。

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