2019年4月3日水曜日

パワーLEDドライバIC「CL6807」を使う その2


← パワーLEDドライバIC「CL6807」を使う その1

ADJ端子にPWMを入力する

PWM信号を流し込むにあたって、何Ωの抵抗を間に設けると良いのか検証しました。

ADJは本質的にはMOSFETのゲートです。
MOSFETのゲートはコンデンサに似た動きをし、十分な電荷が貯まるまではソースドレイン間の抵抗値が大きく、電流が遮断されます。つまり、MOSFETを高速でスイッチングするには、ゲートにある程度の電流を流し込まないとダメだということです。
しかし、ADJ端子は単純なゲートではなく、前回も触れたようにMOSFET前段にバッファーが存在します。ボルテージフォロアでも入ってるのかなという気はしますが、流れ込む電流を変化させて応答速度を確認しました。

PWMのソースは前回と同じく、ArduinoUnoで発生させた2.5kHz(DT:33%)パルス波(0-5V)です。この出力と、ADJ端子の入力の間に、0, 220, 2.2k, 22kΩの抵抗を挟んでオシロで観察しました。


220Ω

2.2kΩ

22kΩ

見事に全て同じです。
汎用的に10kΩでも挟んでおけば良さそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿